【高校サッカー選手権:神奈川】準決勝に続く7番・FW西川公基のゴールで2年連続10回目の選手権へ

13日(日)、第95回高校サッカー選手権神奈川大会の決勝が行われ、桐光学園と相洋が対戦した

山本浩之| Photo by 山本浩之 Hiroyuki Yamamoto

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2年連続10回目の選手権出場を決めた桐光学園
Photo by 山本浩之 Hiroyuki Yamamoto

 11月13日(日)、ニッパツ三ツ沢球技場にて第95回全国高校サッカー選手権神奈川大会の決勝があり、桐光学園(川崎市)が相洋高(小田原市)を延長の末、1-0で破り、2年連続10度目の優勝を飾った。

 桐光学園はキックオフからわずか20秒のこと。右サイドから西川公基(3年)が攻め込むと、キーパーの弾いたボールに反応した倉持快(2年)のシュートがクロスバーを叩いた。立ち上がりから何かを期待させるような勢いある2トップの攻撃。だが、このあと相洋のハードワークに手を焼き、前半は9本のシュートを放つも、ゴールネットを揺らすことはなかった。

 後半も開始早々から仕かける桐光学園は、鳥海芳樹(3年)のミドルシュートを皮切りに相洋ゴールに迫るが、やはり決めきることができない。ただ、「守備から入るのがテーマ」という桐光学園だけあって守りが安定しており、相洋のエースストライカー・菅井涼介(3年)にも決定的な仕事をさせなかった。

 結局、試合はスコアレスのまま延長に突入すると、後半も6分が過ぎた頃のことだった。浮き球を競り合っていた両チーム。相洋陣内でバウンドしたボールを相洋のディフェンダーが頭でクリアしようとしたところを、桐光学園は西川公基が右サイドから狙いすましたように突っ掛けていき、ボールを奪うとゴールキーパーとの1対1を制して、ついに均衡を破った。このあと、1点のビハインドになって攻め手を増やした相洋に対し、桐光はボールをキープしながら時計の針を進めていくと、やがてタイムアップ。自らが持つ神奈川県最多優勝記録を更新する10回目の制覇となった。

「やっぱり決めるところで決めないと」と桐光学園の鈴木勝大監督。12月30日の全国開幕までには、まだ強度の高いプリンスリーグの戦いが残されている。この課題は間違いなく修正されてくることだろう。

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