市船か流経大柏か、千葉県勢の三度目の頂上決戦。県内対決を制する高校が夏の王者となる!
市立船橋と流通経済大柏の千葉ダービーとなった今回のインターハイ決勝。両者がインターハイ決勝で顔を合わせるのは、実に3度目となる
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選手たちは最初から決勝で市立船橋とやるつもりだった
猛暑のなかでもチーム一丸でプレスを仕掛ける流通経済大柏 Photo by Editor
決勝の相手が市立船橋と決まった時、流通経済大柏の榎本雅大監督代行は、「選手たちは最初から決勝で市立船橋とやるつもりだった。プレミアリーグで市船とやる前は、『俺たちやれるんじゃないか』と自信がついて来たけど、0−1で負けたことで、『まだまだ。もっとやらないといけない』という気持ちに変わった。
いい状態でインターハイに臨めた」と語った。流通経済大柏はプレミアイースト開幕から第7節まで6敗1分けと勝ち星がなしというどん底の状態だった。しかし、インターハイ予選を制し、プレミアイースト第8節の柏U-18戦で初勝利を挙げるなど、復調の兆しを見せていた中での、第9節の市船戦で敗戦だった。だが、この負けがもう一度自分達の足下を見つめ直すきっかけとなり、今回の快進撃に繋がった。
「1勝1敗なので、ここできっちりと勝ちたい」とMF本田憲弥が語ったように、流通経済大柏のモチベーションは高い。無論、「赤のユニフォームを見ると燃える」とMF原輝綺が語ったように、それは市立船橋も同じだ。
そして、この3度目の対決は新たな楽しみが生まれた。それは『1年生バトル』だ。流通経済大柏のCB関川郁万はプレミアイーストの直接対決のときは、U-16日本代表の海外遠征で、出場をしていなかった。そして、市立船橋には今大会からスタメンに抜擢をされ、大活躍を見せているFW郡司篤也がいる。
「1年生FWには絶対に負けたくない。本当に負けたくない。流通経済大柏の意地と市船の意地をぶつけ合いたい」(関川)。
将来のライバル決戦の鍵を握る1年生同士の戦いも、この一戦の注目ポイントの一つだ。いよいよ本日(8月2日)、両者が激突する。真夏の広島の王者に輝くのは、赤か青か? 両雄のハイレベルな戦いに注目をして欲しい。