加藤弘也・井村早良・本山遊大、中京大中京の0トップ攻撃トリオが織りなす連動性

冬の選手権を目指すチームにも期待をしたくなるトリオが中京大中京にも存在する。3年生の加藤弘也と2年生コンビの井村早良、本山遊大

松尾祐希| Photo by 松尾祐希 Yuki Matsuo , 石倉利英 Toshihide Ishikura

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中京大中京のOトップ攻撃トリオ

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2016年、中京大中京は全国高校総体に愛知県代表として出場

 リーガエスパニョーラ・バルセロナの3トップには、アルゼンチン代表のメッシ、ブラジル代表のネイマール、ウルグアイ代表のスアレスという世界屈指のアタッカーが名を連ねている。その3人の頭文字をとって、MNSなどと呼ばれているのは有名な話だ。

 そんな彼らにはまだまだ及ばないが、冬の選手権を目指すチームにも期待をしたくなるトリオが中京大中京にも存在する。それは最前線で3トップを組む、3年生の加藤弘也と2年生コンビの井村早良、本山遊大だ。

 昨年の中京大中京は4−2−3−1のシステムを基本としていた。しかし、J1名古屋などでも活躍した岡山哲也監督が「守備に人材がいない」と嘆いたように、今年はCBの枚数を増やす必要があった。その結果、3−4−3というシステムを導入。CBを3枚に増やし、前線は3トップで挑むこととなった。

 しかし、前線の並びはセンターフォーワードの下にウイングもしくはシャドーを配置するオーソドックスな3トップではない。得点力不足を打破するために2012年のユーロを制したスペイン代表が採用したことに代表される、いわゆる典型的なストライカーを置かない0トップの形だ。

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