関東一予選突破のカギは”平常心”にあり|第95回全国高校サッカー選手権大会2次予選

全国高校サッカー選手権の東京都予選は二次予選の2回戦を終え、10月15日、16日には準々決勝が行われる

松尾祐希| Photo by Editor

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今夏、インターハイ全国に出場している関東一

 全国高校サッカー選手権の東京都予選は二次予選の2回戦を終え、10月15日、16日には準々決勝が行われる。

 今夏の総体出場校である関東一高も順当に8強入り。昨年度の経験者である司令塔・冨山大輔や関東屈指のエアバトラー・鈴木友也を軸に安定した戦いぶりを見せている。

 昨年度は全国総体で4強入りを果たし、近年成長著しい関東一。しかし、冬の全国に歩みを進めた経験が一度もなく、チームにとっては超えなければならない壁である。昨年も大本命と見られながら、ベスト8で堀越に夢を打ち砕かれた。

 それだけに選手権に懸ける想いは強い。小野貴裕監督も「ここ最近は関東大会や総体を取れているので、冬取りたいというのはある」と話した。

 しかし、指揮官は「もちろん出たいですけど、うちだけが勝てない訳ではない。総体で勝っているから選手権に勝てないとか言われるけど、冬に勝てるチームはそんなに多くない」とも語り、選手権予選の難しさを強調する。

 実際に今大会でも昨年度の選手権準優勝校である國學院久我山高が、一回戦で敗退する波乱が起きた。このことからも東京都予選が、いかに激戦区であるかが伺い知れる。

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