【U-19日本代表】アジア突破にむけた鬼門・準々決勝へ。前線の連続性で守備重視・タジクの5バックを崩せ。

いよいよAFCU-19選手権準々決勝。キックオフは日本時間の24日22時15分だ。5バックというを守備重視のタジキスタンを相手に日本代表は真価を示せるか。

安藤隆人| Photo by 佐藤博之 Hiroyuki Sato

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スタイルはゴール前を固めてのカウンター

U19

U-19日本代表 Photo by 佐藤博之 Hiroyuki Sato

 いよいよAFCU-19選手権準々決勝のキックオフが迫ってきた。決戦の相手となるタジキスタンは、5バックをベースにした守備的なチーム。人数を割いてゴール前を固め、そこからカウンターを狙って来るというスタイルだ。

 日本のグループリーグ3戦ともに同じような戦い方をするチームが相手だったが、タジキスタンはイエメン、イラン、カタールよりも極端な守備戦術を敷いてくることが予想される。

 だからこそ、タジキスタンを打ち破るためには、『焦れない』ことが重要だ。当然日本がボールを支配する機会が多くなるだろう。チャンスを作り出す回数も多いが、それを決めきれないでいると、押しているにもかかわらず焦りという名の圧迫感がピッチに生まれ、それが冷静さ、やるべきことを見失う状況をまねく。それが内容と結果が伴わない『最悪の展開』を生み出していくことになる。

 そうならないためにも、アタッカー陣は連続した仕掛けと、決定機を逃したり、チャンスをフイにしたあとの、精神的なリカバリーが重要になるのだ。

「前半0−0でもOKというメンタリティーを持って、まずは失点をしないこと。時間は90分あるので、アディショナルタイムで決めてもいいし、最後にみんなで笑っていられればいい。どんな結果でも勝ちたい」と堂安が語ったように、焦りという名の『自滅』をしないことが勝利への近道。

 この中でポイントとなるのが、岩崎悠人と堂安、市丸瑞希だ。岩崎は周りを活かすことが上手い選手で、変化にとんだ動きと連続性で相手の守備をずらしたり、味方のスペースを生み出すことができる。

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