【U-19日本代表】”いつでも行ける準備”で出番を待つ。守護神・廣末陸の静かなる闘志
青森山田の守護神はまだピッチに足を踏み入れていない。準決勝・ベトナム戦で出番がきつつある。廣末陸はその時を静かに待ちわびる。
スポンサーリンクベトナム戦の出場が濃厚となっている廣末陸(青森山田)
Photo by 安藤隆人 Takahito Ando
フォア・ザ・チームに徹してきた廣末陸
出番は無くても、フォア・ザ・チームに徹してきた。
「とにかくチームのためにを一番考えていて、たとえ自分が出られなくても、この大会を優勝で終わることが出来ればいいと思っています」
自分が試合に出ても、出なくても、チームのために戦い、かつポジションを奪い返すために自分も成長をしようと努力する。このメンタリティーは小さい頃から培われた。FC東京U-15深川では、自分よりも身長が高かったGK山口瑠伊(ロリアン)とのレギュラー争いをするが、中3時には山口と、FC東京U-15むさしに所属していた大型GK波多野豪(トップ昇格内定)の後塵を拝す形で、U-18チームに昇格をできなかった。
「悔しかった。僕には身長が足りなかったり、自分の力不足もあるけど、負けていないものが有ると思っています。絶対に巻き返したい」