【高校サッカー選手権:山形】小兵ながらスピードを生かした存在感はピッチ随一! 全国出場を決めた山形中央の1トップエース八矢悠雅
山形中央が4年ぶり11回目の全国出場を決めた。小兵ながらスピードを生かした存在感はピッチ随一・FW八矢悠雅が試合を決めた
スポンサーリンク4年ぶり11回目の全国出場を決めた山形中央 Photo by 小林健志 Takeshi Kobayashi
今年の山形県勢の中では頭一つ抜け出た実力を誇る山形中央。昨年秋の新人大会から始まり、県高校総体、県リーグ1部と全てのタイトルを獲得。残されたタイトルである高校サッカー選手権山形県大会も29日の決勝で山形商に2-1で勝利し、見事優勝。県内タイトル4冠を達成。「4冠というのはなかなか無いですね」と就任2年目の渡辺憲雄監督も驚くほどだった。
昨年までは4-4-2のオーソドックスなフォーメーションだった山形中央だが、今年から3-4-3のフォーメーションを取っている。ボランチにキャプテンのMF岩村豊(3年)、MF渡部航誠(3年)とパス出しがうまく守備力もある選手を揃え、ドリブルでの突破力があるMF高瀬雄太(3年)とMF松本武(3年)の両サイドアタッカーの攻撃力を最大限に生かす布陣だ。
そして点を決める3トップは、164cmの小柄なFW八矢悠雅(3年)を中央に据え、その少し後ろをシャドーストライカーとしてFW加藤優一(3年)とFW中川和彦(2年) が精力的に動き回る形を取っている。
1トップ2シャドー型の3トップの中央には、長身でポストプレーが得意な選手を配置することが多いが、八矢は非常に小柄だ。特長はスピード。「どんどん裏へ抜けていくのが自分の長所です」。相手DFの背後に抜け出すプレーを得意とする。
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