11/3、進化する夏の王者・市立船橋がトーナメント初戦へ。夏冬2冠への道。
11月3日に高校サッカー選手権千葉大会の二回戦に市立船橋が登場する。夏のインハイ王者はどのように進化をとげたのだろうか
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■ストライカーの不在、高円宮杯プレミアEASTでの苦戦
高校総体では献身的なプレーで優勝に貢献した阿久津諒。Photo by 村井詩都 Shidu Murai
しかし、高校総体後の高円宮杯U-18プレミアリーグEASTでは2勝2分2敗と勝ち切れず、自力での優勝の可能性は消えてしまった。課題は、得点力だ。主導権を握る試合は多いが、勝利を決定付けるだけの得点を奪えないことが少なくない。
朝岡隆蔵監督は「課題は明白で、ストライカーの不在。毎年のことだけど、ゲームを作るところを磨くのに時間がかかり過ぎて、最後の仕掛けがパワー不足になる。選手権予選前の今の時期は、クロスからの攻撃を含めてゴール前の練習を増やしている」と攻撃のフィニッシュパターンを磨いていることを明かした。
引き分けのないトーナメント戦では、決定力不足が敗戦を呼び込むことも珍しくない。MF阿久津諒は「点を取る部分で、まだ課題がある。自分が関わって、チームの攻撃力をパワーアップさせたい。夏前に比べると、選手間でイメージの共有が進んでいて、得点のチャンス自体は圧倒的に増えているので手ごたえはある」と得点力向上に意気込んだ。