【TEAM FOCUS】老川星矢、福尾隆太コンビの活躍で準々決勝へ。敬愛学園の根幹にある“イナす”フットボールの哲学
敬愛学園が準々決勝進出を決めた。浸透しているフットボールの根幹には相手を“イナす”プレーの哲学が垣間みえた。
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■敬愛学園の根幹にある相手を“イナす”技術
先制ゴールを決めた敬愛学園の10番・老川星矢
30日(日)、敬愛学園と木更津総合の一戦は前者に軍配が上がり、準々決勝進出校が決まった。
敬愛学園のサッカーの根幹は相手を“イナす”技術にあった。チームが普段から取り組むのが、「(練習の)2時間以上は止める・蹴る。サッカーはそれしかない。うちは小さい選手ばかり、パスの精度が上がるように、やはり足もとの精度を上げていく、技術を上げていくことです」(斉藤渉監督)である。
力強い守備を軸とした木更津総合との一戦でも徹底したサッカーを貫いた。前線のツートップの一角である9番・須田拓夢は裏への抜け出しに長け、縦の関係でやや後方に位置する10番・老川星矢はボールを足もとにおさめながら、得点に絡む。さらにもともとCFWだったという11番・福尾隆太は、サイドから独力でゴール前まで持ち込めるプレーヤー。技術を全面に押し出したチームにおいて、前線のアタッカー陣の顔ぶれは特徴が際立っている。