【TEAM FOCUS】3アシストで魅せた児玉駿斗、千葉のバルサ・中央学院が二回戦に進出。

10日(月・祝日)、中央学院が東海大学付属市原望洋と対戦し、二回戦進出を決めた

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中央学院の7番・主将児玉駿斗

 10日(月・祝日)、中央学院が東海大学付属市原望洋と対戦し、二回戦進出を決めた。

 試合の主導権を握ったのは中央学院だった。千葉県において異色なサッカースタイルは、敵陣でもボールを回して、回して、相手選手を動かしながら隙を窺い、ペナルティーエリアでテクニックを武器に個人技でゴールを開くというもの。志向するフットボールはFCバルセロナに代表されるパスとドリブルを軸にしたそれだった。

 浜田寛之監督は試合後に口を開く。

「前半は支配率を高めたくて(ボールを回し)、相手をあれだけ動かしていたら後半はギャップが出てくる。ボールを取りにくる時間はあると思っていました。1-1になってから取りにきてくれて、足止まってきたので今度はドリブルが生きました」

 前半1分、セットプレーから大野雄大のゴールで幸先良く先制した中央学院。ただ指揮官には懸念もあった。「コーナーキック、フリーキックでは得点は取りたくなかった。できれば、崩して得点したかったんです。そのほうが流れに乗れる」

 前半は時間をかけながら市原望洋が固めるブロックの周囲でパスを回し、運動量を守備にさかせるように試合を運んでいく。前半は互いに様子を伺うように1-0で終了、試合は後半に持ち越される。

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