【TEAM FOCUS】老川星矢、福尾隆太コンビの活躍で準々決勝へ。敬愛学園の根幹にある“イナす”フットボールの哲学

敬愛学園が準々決勝進出を決めた。浸透しているフットボールの根幹には相手を“イナす”プレーの哲学が垣間みえた。

編集部| Photo by Editor

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■今年ベスト4なら20年ぶり

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2点目のゴールを決めた11番・福尾隆太

 試合では前半33分、老川が「ターンして前を向いたら、キーパーが前に出ていたので上を狙いました」とミドルシュートで得点。さらに後半72分、「1点では不安だった。それに自分は前半のプレーが悪くて、後半挽回するために『決めよう』と思っていました」と話す福尾が右サイドからドリブルでゴール前に侵入すると、切りかえしのフェイントから前方のDFを置き去りにして追加点を挙げた。試合はこのまま終了し、2-0で準々決勝進出を手にした。

 昨年度と同じく決勝トーナメントで準々決勝まで駒を進めた同校。前回は中央学院に惜敗して涙を呑んだ。同校にとってのベスト4は「昨年、もしあそこで勝っていれば19年ぶりだったので、今年行ければ20年ぶりですね」(斉藤監督)。

 そして準々決勝の相手は流通経済大柏高である。しかし対戦相手がどこだとしても、彼らにとって自分たちの良さで勝負することに変わりはないと言う。

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