【TEAM FOCUS】石橋直也の終了直前弾で相洋が初の神奈川県ファイナルへ!

11月5日(土)、第95回全国高校サッカー選手権神奈川大会の準決勝が行われ、相洋が法政二に1-0、相洋が決勝戦進出を先に決めた

編集部| Photo by Editor

スポンサーリンク

■初の決勝進出を決めた相洋

soyo

初の決勝進出を決めた相洋イレブン

 決勝点を決めた石橋について綱島監督はこう語る。「石橋は前の試合でも得点を決めている。彼もインターハイのときにはメンバーに入れず苦しんで、それを乗り越えてきた選手なんです。そういう選手が大きく成長してくれて大舞台でも活躍してくれたと思います」

 得点を決めた石橋は夏のインターハイではメンバーから外れスタンド観戦を余儀なくされた選手。彼は夏を思い返し言葉にする。「これまで自分の調子がでずにやる気になれないでいた。ただインターハイの県予選でチームが湘南工科に大差で敗れたんです(※二回戦1-6で敗戦)。それを観てからは、『自分がやらないと』という思いにかられたんです」。ここでも、そんな気持ちをぶつける決勝ゴールだったのかもしれない。

 主将・渋谷拓海は試合を終えて「いままで連勝の経験がなかったので、勝つごとにチームがレベルアップしていると感じています。個人というよりは一人ひとりが協力し合って、最後に耐えられないのがいままでだったので、選手権を通じて耐えられるチームになってきました」と話す。相洋はこのベスト4へ進出したのも初。それでも堂々たる戦いぶりで一歩ずつ前進してきた。それこそ、主将・渋谷が視線をただ一点に見据えているように。

「目指してきた所は決勝なので全部出し切るだけです。(選手権出場についてはどういう思い?) 出ることしか考えずにきたので、相手がどこであろうと自分たちのサッカーをやって全国に行きたいと思います」(渋谷)

 11/13(日)にニッパツ三ツ沢球技場で13:05からキックオフする決勝、勝ち上がるごとに勢いを増しつつある相洋が舞台に上がった。次に挑むは神奈川屈指の桐光学園との一戦である。神奈川予選をここまで勝ち抜いてきたことでチームには自信と覇気が満ちる。あとは決意を胸に挑むだけである。

1 2
PAGE TOP ↑