【TEAM FOCUS】桐光学園が王者奪還へ。全国での悔しさを抱えて、2年連続10度目の優勝をかけた戦いに臨む
11月5日(土)、第95回全国高校サッカー選手権神奈川大会の準決勝。桐光学園が3-0で座間を破り決勝進出を決めた
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■ペースを保ったままの試合運びで決勝進出
2得点を挙げた桐光学園の11番・倉持快(写真中央)
さらに2点目はその2分後。前半23分、左サイドからタビナスが左足でクロスを入れ、一度はDFにはね返されるも、こぼれを拾った11番・倉持快が右足で決めて2-0と突き放した。
鈴木勝大監督は「いい時間に得点できたので、うちのペースでゲームを運べたと思います」と話すように前半のプレーで桐光学園が一気に流れ引き寄せた。
後半に入っても攻撃の手は緩むことなく、50分には右サイドでドリブルを仕掛けた西川が「決めて下さいというボールを意識しました」(西川)というパスで、フィニッシュのかたちをつくりだし、ボールは11番・倉持快へとわたる。倉持がこれをきっちり沈めて試合を3-0とする。その後、相手の攻撃を受けるシーンもあったが、守っては失点を0に抑えるなど、完璧な試合運びで準決勝を終えた。
それでも快勝にも選手たちに慢心はない。試合後の選手たちは口々に気持ちを引き締める。
「(次は)創英を倒しているだけのチーム、自分たちが油断して勝てるチームではないので全力でやります」(タビナス)
「まだまだ。自分たちのサッカーは細かいパスでつなぐところ、ミスは後半になるにつれて多くなり、最後は目立っていた。80分間通じてやりきって、4-0、5-0にしないといけない」(西川)