【高校サッカー選手権:東京Bブロック】トーナメント無失点の駒澤大高が完全優勝で2年連続3回目の全国へ! 主将・高橋勇夢「押され気味でも耐えられる」

第95回全国高校選手権の東京大会は12日に決勝戦を行い、駒澤大高が2-0で帝京に勝利して2年連続3回目の優勝を果たした

茂野聡士| Photo by 茂野聡士 Satoshi Shigeno

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2年連続3回目の選手権出場を決めた駒澤大高
Photo by 茂野聡士 Satoshi Shigeno

 昨年度の選手権でベスト8に進出した駒澤大高が、盤石の試合運びを見せて2年連続で全国の舞台へと進んだ。

 相手は選手権通算34回出場、うち全国制覇6回の優勝経験を持つ帝京。駒澤大高にとっては7年前に全国初切符をつかんだ名門との再戦だったが、序盤から臆することなく戦った。前半8分にPKを獲得すると、「1年間でPKを一度も失敗したことがない」と大野祥司監督が信頼を置く主将、DF高橋勇夢(3年)がキッカーを務める。一つ深呼吸をしたキャプテンは冷静に4試合連続ゴールとなるPKを成功させて、先手を取った。

 前半は駒澤大高が押し気味に試合を進めて1-0で前半を折り返した。後半に入ると一転、帝京が主将のFW中瀬大夢(3年)らを中心とした波状攻撃を仕掛ける。しかし「押され気味の展開でも耐えられるのが、今のチームの強み」と高橋が語ったように、辛抱強く相手の攻撃を跳ね返した。

 そして後半アディショナルタイム、カウンターから途中出場のMF米田泰盛(3年)が左サイドを崩すと、最後は「足がつっていたので代えようか迷っていた」と指揮官が迷っていたというMF西田直也(2年)が追加点を奪い、2-0で勝利した。「ゲームの中で流れがつかめるようになりつつある」と高橋が語ったように、巧みな試合運びをベースに昨年以上の成績、すなわちベスト4以上を目指す。

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