【FOCUS U-19日本代表】SBSカップ最下位に終わったU-19日本代表は新戦力を発掘できたのか?

2017年U-20ワールドカップ(韓国)のアジア最終予選を兼ねた10月のAFC・U-19選手権(バーレーン)まで2カ月。SBSカップでU-19日本代表は新戦力を発掘できたのか?

元川悦子| Photo by

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■違った環境でも無意識に自分たちのプレーができるようにならないといけない


 2017年U-20ワールドカップ(韓国)のアジア最終予選を兼ねた10月のAFC・U-19選手権(バーレーン)まで2カ月。内山篤監督率いるU-19日本代表のチーム作りは最終段階に入っている。

 中山雄太(柏)、町田浩樹(鹿島)、神谷優太(湘南)、堂安律(G大阪)、小川航基(磐田)らが主力となっているが、指揮官は4年後の2020年東京五輪を視野に入れ、さらなるチーム底上げの必要性を痛感している。そこで、8月11日~14日に静岡県で開催されたSBSカップにはU-18世代の初招集選手10人を呼び、国際舞台で思い切ってテストすることにした。

 今回の日本はまず11日にU-19コスタリカ代表と藤枝で対戦。同代表のコアメンバーの1人である岩崎悠人(京都橘)らが先発し、圧倒的に試合を支配したが、一瞬のスキを突かれて後半21分に失点。

 0-1で敗れる手痛いスタートを強いられた。続く12日は沼津で静岡ユースと激突。内山監督はあえて新戦力をズラリと並べて先発させたが、針谷岳晃(昌平)が「相手のプレスに慌てたところがあった」と語ったように、チーム全体がプレッシャーを感じ、全くと言っていいほどアクションを起こせず、1点をリードされてしまった。

 指揮官も「50歳のサッカーだった」と評したほど不完全燃焼感が強かった。後半には温存していた岩崎、吉平翼(大分)らを投入。終了直前に吉平のゴールで追いついたが、最終的にPK負け。2戦連続黒星と結果がついてこなかった。

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