プロ選手への道 ‐市立船橋・原輝綺、高宇洋、杉岡大暉の三選手に見る成長曲線‐
9月1日、市立船橋高校からサッカー部に所属している3選手のJリーグ内定が発表された。注目の3選手の個性とプロ入りまでの成長曲線を安藤隆人が綴る
スポンサーリンク市立船橋からプロ内定を決めた原輝綺選手、高宇洋選手、杉岡大暉選手
9月1日、市立船橋高校からサッカー部に所属している3選手のJリーグ内定が発表された。DF杉岡大暉が湘南ベルマーレ、原輝綺がアルビレックス新潟、MF高宇洋がガンバ大阪。一気に3人のJリーガーが誕生した。
この3人は今年のインターハイ優勝にも大きく貢献し、高円宮杯プレミアリーグEASTでも第10節を消化して首位を走るチームを牽引している。この3人は一体どういう選手なのか。一人ずつ紹介をしていく。
キャプテンマークを付ける守備の要・5番杉岡大暉
メインはCBだが、左サイドバックもこなせる能力を持った彼は、複数のJクラブの競合の末に、湘南への入団を決めた。「左足のフィードは自信がある」と語るように、精度の高い左足のキックを持ち、攻撃のスイッチを入れる役割も担う。
市立船橋の守備は非常にアグレッシブで、杉岡は4バックの左CBだが、攻撃時は3バックの左として高い位置を取り、ボールを持ってチャンスと見るやドリブルで積極的に仕掛けて行く。その動きは年代別代表でサイドバックを経験したことで磨かれ、より攻守に関われる選手に成長をした。
「注目をされるからこそ、より安定したプレーを見せないといけない」
左腕にはキャプテンマーク、背負っている番号は市船の守備の要の象徴である5番。自覚と責任感が彼をさらに成長をさせている。