【PICK UP MATCH】残り6試合、首位を追走する桐光学園が見せる守備の輝き|高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ関東
9月11日、高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ関東、横浜FCと桐光学園の試合が横浜FC・LEOCトレーニングセンターにて実施された
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プリンスリーグ関東で第2位を走る桐光学園
2016年9月11日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プリンスリーグ、横浜FCと桐光学園の試合が横浜FC・LEOCトレーニングセンター(西谷)にて実施された。
前日の9月10日に首位・浦和レッズユースが東京ヴェルディユースと引き分け勝点26。それを追う勝点24で2位の桐光学園。対して8位・横浜FCは残り7試合で勝点14。首位を狙うチームと上位進出を狙うチームの試合となった。
序盤、ボールを動かしながら攻撃を組み立てる横浜FCは、桐光学園DF陣の間で縦パスを入れ、ボールを前後に動かしながらサイドに展開して得点チャンスを創出していく。
しかし守備陣が集中して対応するとともに、最後のところで桐光学園のゴールマウスを守る195cmという長身GKの茂木秀が立ちはだかった。さらにセンターバックの一角・1年生DFの内田拓寿は空中戦に強く、ほぼすべてのエアバトルを制していた。主将タビナス・ジェファーソンを中心に攻守においてハードワークを惜しむことはなかった。前半はお互いにシュートチャンスを作るものの、0-0で折り返す。
試合が動いたのは後半64分。右サイドでフリーキックを獲得した桐光学園、ファーサイドに放たれたボールに2番・淡路が反応。シュートこそ相手GKに阻まれたが、淡路がさらに粘って混戦からこぼれたボールに7番・西川公基がゴールへ押し込んで先制。強固な守備、ダイナミックなセットプレーという武器が桐光学園に待望の得点を呼びこんだ。
GK茂木や主将タビナスを中心の守備に、横浜FCはパスを回しながらもなかなか得点できない時間が続いた。終了間際の86分、得点は横浜FCに生まれた。7番・山本凌太郎が、中央左サイド寄りの位置でボールを受けると、右サイドに斜めに角度をつけてドリブル突破。DF陣の間をぬって、左足から放たれたシュートは弧を描いて、ゴールへと吸い込まれる。
試合はこのまま終了。互いに気迫に満ちた試合はドローというかたちで決着した。