【TEAM FOCUS】3アシストで魅せた児玉駿斗、千葉のバルサ・中央学院が二回戦に進出。

10日(月・祝日)、中央学院が東海大学付属市原望洋と対戦し、二回戦進出を決めた

編集部| Photo by Editor

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児玉にさらなる影響を与えた声援


 中央学院が主導権を握る展開ながら、後半44分のファーストゴールは市原望洋。FKからこぼれた球に反応した4番・長谷川祐貴のゴールで一点を返して同点に追いついた。

 中央学院のサッカーが加速していくのは後半の失点からだった。「後半1点獲られて、そこからスイッチが入りました。自分がいきはじめるとチームがノってくる」と話すのは7番・主将の児玉駿斗。トップ下である児玉は敵陣のアタッキングサードを縦横無尽に動き回り、パスを受ければ左右中央を問わずペナルティーエリア付近からドリブルで仕掛けはじめる。このプレーがDF陣の注意を引きつけ、中央学院の2点目につながっていく。

 後半55分、独力で2人以上を抜く児玉が中央右寄りでセンターバックを引きつけると、わずかな間を縫って「基本パサーなんです」という得意のスルーパスを披露。これに16番・清野英国が反応してリードを奪う。

 さらにエンジンのかかった児玉にさらなる影響を与えたのが声援だった。「応援席からも『抜け』と言われたので抜こうかなと。サイドで持ったら、やったろうかなと思いました」。そんな児玉の足から3点目も生まれる。左サイドをドリブルで駆け上がり、マークを引きつれてタッチラインぎりぎりから左足でセンタリング。中央に飛び込んだ5番・岩永陸弥が頭で合わせて試合を3-1とした。試合はこのまま終了、中央学院が後半にスパートをかけ勝ち切った。

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