【U-19日本代表】予選突破の鍵は「無失点」CBコンビにあり。冨安健洋と中山雄太が堅守を構築できる理由
初戦を勝利し、二戦目はスコアレスドロー。突破がかかる第三戦。鍵を握るのは冨安健洋と中山雄太というCBコンビの働きではないだろうか。
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冷静な対応が光る冨安と中山
71分には裏に抜け出したジャファリへのロングボールを、冨安が冷静に身体を寄せてブロックし、ボールを奪い取ると、80分にはGK小島亨介の飛び出しを交わしたジャファリがシュートを放つが、素早くゴールカバーに入った中山が足におさめ、決定的なピンチを防いだ。85分にも冨安が冷静な裏への対応を見せ、2試合連続の無失点に抑えた。
だが、この試合の8分に、イランのMFレザ・シェカリに強烈なミドルシュートを浴び、微妙な判定でノーゴールに終わったが、失点していてもおかしくないシーンを作られたり、89分にもロングボールを繋がれて、バー直撃のヘッドを放たれた。
どれだけ警戒していても、連携を高めても、イランレベルの相手になると1試合必ず1、2回の一瞬の隙を突かれた決定機は作られる。それがサッカーの怖さでもある。2人はその怖さを6月の水原JS杯で経験している。
初戦のU-19フランス代表戦(冨安はCBとして、中山はボランチとして出場)、開始24分間で3度の決定機をすべてゴールに結びつけられ、一気に勝負を決められてしまい、巻き返すことが出来ないまま1−3で敗れた。