11/3、進化する夏の王者・市立船橋がトーナメント初戦へ。夏冬2冠への道。

11月3日に高校サッカー選手権千葉大会の二回戦に市立船橋が登場する。夏のインハイ王者はどのように進化をとげたのだろうか

平野貴也| Photo by 村井詩都 Shidu Murai

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■新戦力で広がった戦略の幅

市立船橋高サッカー部の朝岡隆蔵監督 Photo by 村井詩都 Shidu Murai

 一方、プレミアリーグでの苦しみは、課題を生むだけではなく、収穫もあった。主力が年代別代表への招集や、累積警告による出場停止、あるいは負傷離脱に見舞われていたこともあり、多数の新戦力を発掘することができたのだ。FW山口雄大、MF佐藤圭祐らが主軸争いに名乗りを上げる活躍を見せ、青森山田高戦で先発した1年生DF岡井駿典は、U-16日本代表に選出された。

 朝岡監督は「苦しい6試合だったけど、選手層は、かなり厚くなって来た。Bチームで県リーグを戦っていた選手も成長して来ているし、何人かは、新しいポジションでもプレーできるようになってきた選手もいるので、チームとしてはオプションがかなり増えた」と戦い方の幅が広がった手ごたえを話した。

 また、出場し続けている選手でも変化は見られる。高が「意識の面で変わったと思う」と名前を挙げたのは、2年生MF金子大毅だ。昨年の選手権予選から台頭したボランチで、現在は不動の地位を築いている。

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