プリンスリーグ参入をめぐるドラマ。東北、山形中央、聖光学院が昇格を決める!
プレミアやプリンスリーグはいまやユース年代の成長に欠かせない。今年も県リーグからプリンスリーグ東北に参入するチームが決まった
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■一発勝負でついた明暗
チームをまとめた東北キャプテンDF森慎之介
Photo by 小林健志 Takeshi Kobayashi
東北の監督・選手からは昨季の参入戦の反省を踏まえた声が聞かれた。小野弘信監督は「3年生は選手権の傷がありましたが、よく意地を張って頑張ってくれました。昨季も参入戦を経験していたので意地を持ってくれました」、キャプテンの森は「選手権に負けた直後は練習に身が入らなかったのですが、どんどん気持ちがのって、勝って終わろうという気持ちになったことが結果につながりました」、高橋は「昨季は選手権に負けた後参入戦に気持ちが向かなかったので、今季は参入戦にも照準を合わせて臨めました」と語るなど、選手権での敗退から気持ちを切り替えられたことを勝因として挙げた。
昨季参入戦を経験していた東北に対し弘前実業・宮本徹郎監督が「最初の15分腰が引けたのが勿体なかったです。途中からプランがはまってきて点も取れたので……」と悔やみ、乗田が「相手に呑まれないようにしようと思ったのですが、試合の入りで点を取られてしまいました」と振り返った通り、試合の入りで場数の差が出た。
宮本監督は「オンもオフもワンランク上の意識を持って取り組めると思います」と一つ大きな舞台を踏めた1~2年生にこの経験をつなげようとしている。
42分同点ゴールを決めて応援団の声援に応える弘前実業FW乗田秀吉
Photo by 小林健志 Takeshi Kobayashi