高円宮杯U-18プレミアリーグEASTの得点王は誰だ。ランキング2位・ストライカー中村駿太の存在感

約2ヶ月ぶりに高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEASTが再開する。試合結果とともに気になる得点王ランキング。注目のFW中村駿太をフォーカスする

安藤隆人| Photo by 松尾祐希 Yuki Matsuo , 佐藤博之 Hiroyuki Sato

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高円宮杯得点王に輝き、中村駿太は存在感を示せるか

U-19日本代表のメンバーとして得点力でチームに貢献
Photo by 佐藤博之 Hiroyuki Sato

 決勝のサウジアラビア戦でも、0-0の緊迫した状況で内山監督に呼ばれ、投入される準備をしていた。しかし、延長前半4分にDF藤谷壮の足が攣ったことで、内山監督はレガースまではめていた彼の投入を辞め、急遽DFの初瀬亮を投入したことで、出場は叶わなかった。

 貴重な決勝の雰囲気をピッチで経験することができなかったが、あの局面で内山監督が彼を入れようとしたことを見ても、それだけ流れを変えられる貴重な存在になっていたことは間違いない。

 経験をする場を与えることで、彼は飛躍的に成長をする。それは韓国遠征のときも、バーレーンでの戦いのときも同じだ。長期にわたって自分より年上であり、プロとして活躍する選手達とトレーニングや生活をともにして、緊迫した試合を経験することで彼は高い順応性を発揮して糧としていた。

「サッカーをしていて、一番好きなのがゴールを決めること。そこを追い求めているし、そのために何をすべきか常に考えています。そう言う面では、この代表での日々は、1日1日が学ぶことが多くて、自分の伸びしろ、成長できる部分を毎日感じさせてくれます」

 来年、彼にとってより成長できる舞台がある。それがU-20W杯だ。アジア最終予選メンバーだったが、その立場は決して約束されていない。高円宮杯プレミアリーグでは現在得点王ランキング2位の8得点。まずはこの中で頂点を獲得してこそ、今年を締めくくった時に存在感を示せるのではないだろうか。

「1日1日の大切さをあらめて学びました。これからもその大切さを意識しながら、1日1日を過ごしていきたい」

 一歩ずつ着実に。中村駿太は自らの立つステージで結果を出し、生粋のゴールハンターはまっすぐに突き進んでいくはずだ。

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