チーム内競争で高め合う青森山田。鳴海彰人と高橋壱晟、ふたりの「得点王」争い
1月9日(月)、青森山田が前橋育英を5-0で下し、出場22回目で初優勝を飾った
スポンサーリンク青森山田の10番・高橋壱晟(左)、11番・鳴海彰人(右) Photo by Editor
1月9日(月)、青森山田が前橋育英を5-0で下し、出場22回目で初優勝を飾った。23分、右サイドのグラウンダーのクロスに「コントロールしてボレーシュートは絶対ふかしてはいけないと自分では思っているのでうまくおさえられた」という高橋壱晟が決勝戦の先制ゴールを振り返る。高橋のチーム単独トップとなる自身今大会5試合連続弾で試合は動く。その後、前半終了間際には嵯峨理久がゴール前で追加点を決めて2-0とする展開だった。
後半、彼らの活躍に触発されるように青森山田の勝利を決定的にしたのがストライカーの2得点だった。「全国大会はシュートが何本も打てるとは限らない。(監督に言われていた)1本中の1本を決めることを考えていた」と鳴海彰人は語る。
さらに「どの試合も自分以外の選手がゴールを決めていたら、次は自分だと考えてプレーしています」。インターハイでは7得点を挙げて得点王に輝いた彼だからこそ、ハーフタイムに監督から受けたオーダーは「次はお前が決めろ」というものだった。ストライカーはこの状況に奮起する。
「最後の大会、ゴール前では身体が勝手に動いていた」