【高校サッカー選手の進路インタビュー】前育「10」番として選手権出場・横澤航平が選んだ「ドイツ」行き

前橋育英高校の「10」番を付けて選手権を経験した横澤航平。卒業後、「ドイツ」行きを決意し、独6部ESCレリンハウゼンと契約した。彼が選択したサッカーの道について話を聞いた

interview by 石黒登 edit by 編集部| Photo by 提供:Kohei Yokozawa

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■ドイツでの現在地

――先程も話していましたが、自分よりも身体が強く、デカい相手へのプレーでは何を心掛けていますか。

横澤「ドイツで工夫するようになったプレーは、パスの受け方だったり、プレーのなかで自分が関与するところやしないところの判断だったり、ポジショニングがそうですね」

――パスの受け方で工夫したところとは?

横澤「ボールを受けるときに相手から一瞬で離れて、ボールを受けるようになりました。相手と接触すれば体格差でどうしても不利。だからボールを受ける前の動きで勝負しています。それはポジショニングも。例えば、最初は相手の近くにいて受ける直前ですっと離れてボールを足もとでもらったり、逆に相手を喰いつかせておいて裏をとったり。ボールを受ける前の駆け引きが全てです」

――あたりまえながら、それらの選択はドイツ人選手の当りが極めて強いからですよね。

横澤「本当に強いんです。ファールで止めるのが普通。(足ごとボールを止めにくるイメージ?)そうですね。だからそれ以上に頭を使ってプレーしています。高校時代と比べても守備の迫力が違いますし、練習前のアップにあたるボール回しでも足を削られますから。(危機迫る感じでとりにくる?)いいえ、笑いながらでも激しさがあるので、彼らにとってはそれが普通のことのようです」

――あらためて自分が通用している部分はなんでしょうか。

横澤「やっぱり先ほど言っていた技術。あとは一瞬のスピードといったいままで自分がやってきたことはある程度通用しています」 

――ドイツに慣れてきたら、もう一つカテゴリーを上げていきたい。

横澤「サッカーにおいてはそれだけじゃないですけれど、少しでも上のカテゴリーでやりたい気持ちはあります」

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