【TEAM FOCUS】成立学園の勝利を引きよせた戦略的フリーキック。キッカー・鈴木龍之介の技あり弾。
17日(日)、成立学園高尾グラウンドにて実施されたAブロック準々決勝、成立学園が西が丘行きの切符を手にした
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目指すは本大会。11大会ぶり三度目の全国出場
同点ゴールを決めた成立学園の鈴木龍之介
そんな名手の右足から生まれたゴールは成立学園に本来の勢いをもたらした。さらに追加点を奪ったのは後半12分。森田が出したラストパスを10番・FW竹本大輝が決めて逆転したのだ。
「前半はボールを動かして“攻めているような”印象。そこがうちのダメなところです。やはり“攻めきる”こと。例えば、ボールを持っている選手を追い越して2対1をつくって、2点目を獲ったような動きをダイナミックにやらなきゃいかん」(宮内監督)
本来の型を後半になって発揮し、追加点で勝負を決めた成立が準決勝の西が丘の舞台に駒を進めた。
逆転勝利ながらも、成立の宮内監督が目論む「マイボールにして、動かす」サッカーは未完成だという。「まだまだ伸びしろのあるチームだと思う。どうしても選手権に出て、皆さんに観てもらいたい」。得点を決めた鈴木龍もこう話す。「あと二つも緊迫した試合になってくるので、そういうときこそ仕事できるようにいい準備をしていきたい」
あと二つの先、目指すは本大会。11大会ぶり三度目の全国出場にある。