【ユースプレーヤー成長記】リハビリを乗り越えて、日大藤沢3年生・竹内大敬が復活したピッチ
選手権の神奈川県予選は10月22日(土)に準々決勝8試合が行われる。返り咲きを狙う日大藤沢のキーマンのひとり、FW竹内大敬をピックアップ。
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■Jリーグアカデミーから中体連のサッカー部へ
当時の浦賀中学校サッカー部メンバー
Photo by 熊谷健太郎(当時顧問/写真提供)
竹内は横須賀市立浦賀中学校のサッカー部出身。小学生のときは横浜F・マリノス プライマリー追浜に所属している。Jリーグのアカデミーの一員として、トップチームで活躍することを夢見た。
「でもジュニアユースには上がれませんでした。もうプロにはなれないんだと本気で思って……、気持ちが落ちてしまった。でも、そんなときに兄の通っている中学の先生に声をかけてもらったんです」(竹内)
そう竹内は少年時代を回想する。折れかけたサッカーに対する情熱。竹内少年はどのようにして取り戻すことができたのだろうか。そこで当時、浦賀中でサッカー部の顧問をしていた熊谷健太郎先生に連絡をとってみると「あの頃のことは、たくさん資料がありすぎて、色々なことを思い出しますね」と懐かしみながら、取材に快く応じてくれた。
「公立中学校のサッカー部出身でも長谷部誠(藤枝市立青島中学校)や遠藤保仁(桜島町立桜島中学校)のように日本代表にまで上り詰めた選手はいる。だから彼にも、夢を諦めず、悔しさをバネに成長してほしいと思ったんです」(熊谷教諭)
浦賀中に進学した竹内はサッカー部に入部した。部員数は80人を超える。公立中学校の部活としては大所帯のほうだ。