【ユースプレーヤー成長記】リハビリを乗り越えて、日大藤沢3年生・竹内大敬が復活したピッチ
選手権の神奈川県予選は10月22日(土)に準々決勝8試合が行われる。返り咲きを狙う日大藤沢のキーマンのひとり、FW竹内大敬をピックアップ。
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■神奈川県代表として出場した第44回全国中学校サッカー大会
胸番号6番が中学生時代の竹内選手
Photo by 熊谷健太郎(当時顧問/写真提供)
「当時の浦賀中では異例なんですが、(竹内は)1年生の夏から試合に出していました。彼のスピードや強さだけではなく、サッカーに対しての姿勢も、チームに好影響を与えるだろう思ったからです。そして彼自身にとっても、その経験が今後に必ずつながっていくだろうと判断し、メンバーに選んだ覚えがあります。技術的な課題も多かったですし、思春期ならではのメンタルの揺れもあり、ジュニアユースに上がれなかったというマイナスのエネルギーでサッカーをやっているような感じもありましたが、彼には力があった。もっともっと伸びる子だと思ったんです」(熊谷教諭)
2013年8月、浦賀中サッカー部は『第44回全国中学校サッカー大会』の神奈川県代表となった。 横須賀地区の中学校としては初となる快挙である。それでも「中2のころまでは、自我や個性が強すぎて、サッカーの力はあってもメンタリティや感謝の部分には反抗してしまう。それが中3の夏、最後の思いで予選から苦しみ、本来の頑張れる姿になった。応援してくれる人への感謝に気づいていった。あのとき、チームが同じ夢や思いを共有して進んだ感じがありました」(熊谷教諭)
岐阜県で行われた全国中学校サッカー大会に出場した浦賀中サッカー部は、一回戦で神村学園(鹿児島県)と対戦し7-2で敗退。竹内は前後半の60分にボランチとしてフル出場し、2本のシュートを放ったことが公式記録には残されている。