【U-19日本代表】受け継がれたG大阪司令塔の遺伝子。遠藤保仁のスタイルを受け継ぐ市丸瑞希の活躍
準々決勝で巡ってきたチャンスを生かし、ゲームメイクを託された市丸瑞希が輝きを放った。堂安と同じくガンバ大阪の若き才能について綴る
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JFAプレミアカップ2012で得点王
チームの中心になりつつある市丸 Photo by 安藤隆人 Takahito Ando
ジュニアユース時代はJFAプレミアカップ2012で得点王に輝くなど、ゲームを作りながらも、決定力を持ったアタッカーだったが、徐々に守備面で献身的なプレーを見せたり、シンプルに周りを活かして行くなど、陰で支える側に変化をして行った。そして、変化をしながら培って来た自分のプレーが、今大会において日本を世界に導く原動力となった。
「パスはタイミングと質が重要。後ろに何枚(DFが)いようが、必ず裏は空くと思うので、タイミングとボールの置き所、どこを見るかを意識しています」
これからも遠藤のように、チームの勝利のために味方には優しく、相手には悪魔のようなパスを繰り出していく。そして、守備面でもハードワークを惜しまず、相手のチャンスの芽を積むことも怠らない。客観性から見出した変化は、彼の大きな武器になろうとしている。