【U-19日本代表】”いつでも行ける準備”で出番を待つ。守護神・廣末陸の静かなる闘志
青森山田の守護神はまだピッチに足を踏み入れていない。準決勝・ベトナム戦で出番がきつつある。廣末陸はその時を静かに待ちわびる。
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静かに燃える廣末
青森山田では獅子奮迅の活躍をみせている廣末
Photo by 村井詩都 Shidu Murai
タジキスタン戦勝利の瞬間、廣末は真っ先に小島の下に駆け寄り、抱き合った。その姿が彼の哲学を如実に映し出していた。もちろん、ただ鼓舞するだけでは無い。自分の出番も信じて、試合に出る準備は怠ってはいない。
「もちろんチャンスが来たら、いつでも行ける準備はしています。何があっても大丈夫な状態にしています」
ベトナムとの準決勝でそのチャンスはやってきそうだ。小島が繋いで来た無失点での流れを引き継いで、悲願のアジア初制覇に王手を掛けるという重要な役割を託される。今度はプレー面で仲間を鼓舞し、チームを牽引する存在へ。
「ここにきたくてもこられない選手がたくさんいる。その選手達の気持ちを背負って戦わないといけない」
様々な思いを背負って、廣末陸は静かに燃えている。