11/3、進化する夏の王者・市立船橋がトーナメント初戦へ。夏冬2冠への道。

11月3日に高校サッカー選手権千葉大会の二回戦に市立船橋が登場する。夏のインハイ王者はどのように進化をとげたのだろうか

平野貴也| Photo by 村井詩都 Shidu Murai

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■チャレンジャー精神で挑む選手権

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高校総体でボランチとして活躍した金子大毅(写真4番)。 Photo by 村井詩都 Shidu Murai

 金子は「以前から、朝岡監督や主将の杉岡に『マネジメントの部分を自分でやってくれ』と言われていたし、今は3年生よりも自分が引っ張るくらいの気持ちでやらないといけないと思っている」と主軸の自覚を語った。

 選手権は、わずかな隙が命取りとなる厳しい戦いだ。全国高校総体で準優勝の流経大柏をはじめ、力のあるライバルが多くひしめく千葉県では、市立船橋と言えど、総合力を高めていかなければ落とし穴に足をすくわれる可能性がある。

 ただ、元々、トーナメント戦で驚異的な守備力と勝負強さを見せて来た伝統校のため、何が重要なのかは知り尽くしている。

 金子は「昨年の選手権は、何も分からずに先輩たちに付いて行くだけだった。その中で、中央学院戦で失点をして苦しんだり、歓声で指示が聞こえなかったりと、普段とは違う怖さを感じた。選手権は、何が起こるか分からない舞台。慢心せず、チャレンジャーの気持ちで勝ち進みたい」と謙虚な姿勢で臨むことを強調した。

 冬も盤石の強さを見せるのか。いよいよ、夏の王者が動き出す。

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