【連載 第1回】高校サッカー部探訪記-「文武両道」を貫く駒澤大学高等学校の教え-

高校サッカー部に訪問! サッカーを中心に、学校教育や特色などを取材。今回は、駒大高校サッカー部監督の大野祥司氏にお話を聞きました

田中瑠子| Photo by masakazu kawaguchi|シリーズ:高校サッカー部探訪記

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■90分間集中を切らさない力、忍耐力は、勉強を通じて身につける

 また、同部の大きな特徴は、大野さんが徹底してこだわる「文武両道」。トップチームにいるためには「内申平均3以上」が必達なのだとか。そこには、「勉強もしっかりできるからこそ、土壇場で集中力を発揮できる」という大野さんなりの信念がある。

「週7日の練習に取り組み、その成果を試合で確実に出すには、自分を厳しく律する力が欠かせません。90分間試合に集中する力、瞬時の判断力、苦しさを乗り越える忍耐力をつけるには、好きな科目も嫌いな科目も、コツコツと勉強を継続し“努力できる力”が効いてくるのだと思います。週7日(*土・日曜日、祝日は試合を含む)の放課後練習と、任意の朝練があるなか、勉強する時間をとるのは本当に大変だと思うけれど、『通学中に教科書を読む』『授業時間内に覚える』など、限られた時間だからこそ集中してできることを最大限にやってほしい。その姿勢が、サッカーに必ず生きてくるはずです」

駒澤大学高等学校

部員総勢270人の駒澤大学高等学校(写真は平成28年度59回関東高等学校サッカー大会

<第2回連載に続く>

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