“市船”主将・杉岡大暉が志すプレースタイルとキャプテンシーとは何か。

“市船”のキャプテンを務め、プロクラブからも熱視線を集める杉岡大暉選手が目指すプレースタイルとキャプテンシーとはどのようなものか。

編集部| Photo by masakazu kawaguchi

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■いまはまだ「多少できる」くらい

――先ほど言っていた「キック」だったり、「ゴール前の守備」。その他ヘディングなどについても現時点での自己評価はどうでしょうか。
いまはまだ「多少できる」くらいです。ピッチの上で、本当に全部に勝てているのかと言えば、全部は勝てていません。その程度ではなく、「武器」は絶対に負けないもの。そのレベルにはどれも達していません。(少なくとも同年代に負けないレベルは必要?)それは必要だと思います。

――唐突ですが、高校年代でライバルにあたる選手はいますか?
高(宇洋)と原(輝綺)は仲間でもありながら一番刺激し合えるライバルですね。他のチームの選手は対戦したときや観戦したとき、まわりの評判でしか(自分と)比べられません。二人に関しては常に練習でプレーを見ることができて、プレーを比べられるので刺激になります。

――高選手を評するところとすれば?
(ボールを)止めるところや、ターンなど、技術は(チームで)一番あると思います。それにサッカーをよく知っていて、ポジション取りなどは監督も褒めていますし、それを見ると自分はまだまだだと思わされます。

――自分でも高選手の良さを吸収したい?
ポジションも、プレースタイルも違うのでプレースタイルではなく、自分もそういう感覚を持ちたいということです。監督に認められ、ピッチ上で信頼感のあるプレーヤーとなりたいですね。

――原選手についてはどうでしょうか。
原は左右対称で同じポジションなので、それこそプレーを比べられる存在です。身体能力が高くて、キックも蹴れる隙のない選手。僕はそこまで身体能力はないので、それ以上に考えてプレーしないといけないと思わされます。

――特定の選手で参考にする選手はいますか?
個別に挙げて参考にする選手などはいないですね。ただ試合を観て、プレーの一つひとつは参考にはしますが、特別に意識している選手はいませんし、この人みたいになりたいというのはないですね。

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