「次の相手は桐光学園ですよね？」と熊谷先生は確認すると、中学時代のこんなエピソードを教えてくれた。

「竹内にとって、桐光の10番・鳥海（芳樹）くんは中学時代のライバル。当時、竹内はボランチ、鳥海は藤沢の村岡中のトップ下で、中学ナンバーワンの実力を持っていた。そんな鳥海を唯一止めたのが竹内でした。そのあと2人は中体連の選抜でチームメイトになっていくんですが、今回、竹内がケガをしている間にも、鳥海は高校選手権に出て、日本高校選抜にも選ばれている。こないだ竹内に会ったときに『かなり悔しい』と言っていましたので『選手権は勝って、彼以上の存在になれるチャンスだな』という話をしました。竹内はチームのために120％の力を出せる選手です。ピッチに出たら、誰よりも魂で走ってくれる男なので、楽しみにしています」（熊谷教諭）

　10月22日（土）、9:30キックオフ、会場は日大藤沢。準々決勝進出の座をかけて桐光学園との一戦をむかえる。

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