【高校サッカー選手権】駒澤大高・米田泰盛が”人生初”の体験、投入直後のファーストタッチゴールで初戦勝利に貢献!

2日(月)、第95回全国高校サッカー選手権二回戦の高松商業と駒澤大高の試合が行われ、1-0で駒澤大高が勝利を手にした

編集部| Photo by Editor

スポンサーリンク

■人生初の投入直後のファーストタッチゴール

駒澤大高

勝ち越しゴールを決めた駒澤大高の19番・MF米田泰盛
Photo by editor

 後半立ち上がり、積極性はそのままに得点を生み出す一手を打つことでより攻撃にシフトしていく。52分に18番・MF菊地雄介、57分に19番・MF米田泰盛を投入。

 すると57分、右サイドからのスローインは中央付近で「バックヘッドするのを信じてスペースに入ったら(ボールが)こぼれていました」と途中交代で入った米田のもとに転がる。ゴールに背を向けた状況ながら鋭く反転して、右足を振りぬくとボールはネットに吸い込まれ待望の一点を獲得する。

 途中交代からファーストタッチで結果を出すことに成功した。入って即得点するのは「人生で初めてです。(ゴール後は)頭が真っ白になった」と米田自身は語る。昨年度の選手権初戦はスタンドで応援していた。その時は負傷した選手に代わってベンチ入りを果たしたものの、選手権出場はなかったという。そんな大舞台初登場の土壇場で結果に結びつけた男の脳裏に浮かんだのはスタンドのことだったという。

「応援してくれている3年生、試合に出場できない応援席の選手たちと喜びを分かち合いたかった」とゴール後は応援席に場所を移し、その喜びを露にした。劇的ゴールの後も駒澤大高は守りには入らず、最後まで攻め切って三回戦に進出。

 初戦のかたさを払しょくして、勝ち上がった赤と黒をまとった東京の覇者は、こうして明日3日(火)に山梨学院と対戦する権利を手中におさめた。

1 2
PAGE TOP ↑