[高校サッカー 心を揺さぶる物語]審判になった高校生-前篇-
[高校サッカー 心を揺さぶる物語]全国で本当にあった涙の青春ストーリーを紹介します
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■親に迷惑をかけながらの退部
高校1年の10月、僕はサッカー部を退部した。
父からは、こう言われた。
「あれだけ大口叩いておいてサッカー部を辞めるんやから、こんなことは二度としてはいかんぞ!」
その通りだった。
中学を卒業するときに行われた送別会には、生徒だけでなく保護者も参加していた。
その場で僕は、「高校ではレギュラーをとって、国立競技場のピッチにゴールキーパーとして立ちます!」と大きな声で堂々と宣言した。
そのときは絶対できると思っていて、自信満々だったんだけど……。
僕が入った高校は、全国高校サッカー選手権大会の常連校だった。
チームには僕を含めてゴールキーパーが5人いた。