「カタール戦のようにどんどん走って、スペースを空けて行きたいし、チャンスが有れば、間で受けてシュートを打って行きたい。多分カタールよりも引いて戻って来ると思いますが、それで背後にスペースが無くて停滞をしてしまうと良くないので、そこは僕が背後に抜けることで、相手の5枚が後ろに下がると思うので、スペースを生み出せる。走りますよ」

　岩崎も自らがすべきことを十分に理解している。そして、もう一つキーとなってくるのが交代選手だ。カタール戦のように幸先よく先制点を奪えればいいが、万が一ズルズルとスコアレスだったり、先制を許すような展開になった時、より攻撃を活性化出来る選手の投入が不可欠だ。

　そこで遠藤渓太と原輝綺がキーを握るだろう。遠藤はバーレーンに来てからコンディションがよく、潜り込んでからの積極的な仕掛けを終盤にやり続けることで、相手の体力と集中力を奪うことができる。

　原はイラン戦のようにアンカー気味に置くことで、ボランチの一枚を前に押し出すことが出来るし、彼自身も前向きな守備からショートカウンターの起点にもなれる。この2人をどのタイミングで投入し、変化を加えながらも焦れずに、連続した攻撃サッカーを継続出来るかがポイントとなるだろう。

　果たしてU-19日本代表は自らがやるべきことをきっちりと遂行して、10年ぶりのアジア突破を勝ち取れるのか。決戦は日本時間の10月24日の22時15分にキックオフをする。